Claudeレビュー観点をテンプレート化して運用する
レビュー品質を安定させるための観点テンプレートと運用ルール
最終更新:2026/05/08
この記事では、Claudeレビューの観点をテンプレート化して、誰が使っても同じ品質で回る状態を作る。
目的は、レビューのばらつきを減らし、運用を継続可能にすること。
このステップでやること
- レビュー観点を固定テンプレート化
- 重要度判定ルールを明確化
- 出力フォーマットを固定
- 誤検知を減らす改善サイクルを作る
1. 最小テンプレートを作る
まずはプロジェクトルートに docs/review-rules.md を作る。
cd /path/to/your-project
mkdir -p docs
touch docs/review-rules.md記載例:
# Review Rules
## Priority
- Critical: 本番障害/データ破壊/重大セキュリティ
- Major: 仕様回帰/高確率バグ
- Minor: 可読性や将来リスク
## Review points
1. 仕様回帰がないか
2. null/undefined や境界値の漏れがないか
3. 認可・権限・秘密情報の扱いが適切か
4. 例外処理とエラーメッセージが適切か
5. 必要なテストが追加されているか
## Output format
- Priority
- File
- Issue
- Why
- Suggested minimal fix
- Needed tests2. Claudeへの依頼文に組み込む
docs/review-rules.md の基準に従って、この差分をレビューしてください。
指摘は Output format に合わせて出力してください。3. 週次でテンプレートを更新する
誤検知や見落としが出たら、観点に反映する。
- 誤検知が多い観点は条件を具体化する
- 見落とした不具合はチェック項目へ追加する
- 使われない項目は削る
4. 運用ルールを決める
最低限、次のルールを決めると回しやすい。
- Criticalは修正完了までマージしない
- MajorはPR内で方針合意を必須にする
- Minorは必要に応じて別Issue化する
そのまま使えるレビュー依頼テンプレート
このPR差分をレビューしてください。
基準は docs/review-rules.md に従ってください。
制約:
- 指摘は差分に含まれる変更範囲に限定
- 仕様提案のみで、好みのスタイル指摘は除外
- 各指摘に最小修正案と追加テスト案を含めるありがちな失敗
観点を増やしすぎる
項目が多すぎると実運用で守れない。最初は5項目前後から始める。
重要度定義が曖昧
Critical/Majorの境界が曖昧だと、チーム内で判断がぶれる。
このシリーズの到達点
09〜11 を通すと、次の流れを運用できる。
- ローカルでの事前レビュー
- PR上での継続レビュー
- 観点テンプレートによる品質安定化